思ったことが言える、出来る環境を…

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2020年、コロナの影響で多くの子供達が学校に行けず、友達に会えず、外に自由にでられない環境に身を置いています。そして、それらの影響で、子供達の一番の仕事である、自由に意見をいうこと、笑うこと、遊ぶこと、声を出すこと、駆け回ること…色々なことに制限がでてしまっています。そんな時だからこそ、みんなが一緒に集まることが出来ないからこそ、何か出来ないか…という事で、この企画が始まったのだと思います。

 

子供達が学校に行けなくても、友達と遊べなくても、みんなと繋がっているんだ、そう感じることが出来るように…そんな取り組みの一つになれたら…そう願っています!

2020/04/30 田尾下哲

田尾下 哲(演出家/TTTC主宰/桜美林大学芸術文化学群 准教授)

1972年兵庫生まれ、横浜育ち。東京大学工学部建築学科卒。同大学院学際情報学府修士課程修了。ドイツ人演出家ミヒャエル・ハンペとの出会いを機に本格的に演出を学び、2000年から演出家として活動を開始。03年より新国立劇場に所属し、オペラ・チーフ演出スタッフとして約70以上のプロダクションに参加。近年はオペラの演出に留まらず、ミュージカルやストレイトプレイ、映像作品など多彩な作品に携わっている。

企画の想い

世界中のこどもたち、どうしてますか?

こどもたちが自発的に、コロナを乗り越えるきっかけになればと思い企画しました。

世界中の子ども達が繋がって、みんな同じく大変だけど、乗りこえよう!!

こんな時こそ、想像力・創造力で、今をのりきるぞ。

君のアイディアや元気を発信することで、

世界の誰かが元気になるかもしれません。

 

コロナにめげず、明日への元気につなげよう。

<マイストーリーミュージアムに至ったいきさつ>

2020年3学期が始まった頃、3学期の後半、

学校が休校になるなんて、全く予想していませんでした。

突然の休校。

様々なイベントも休止。

大人として、いろいろ思うことがあります。

それは子どもたちだって同じ。

でもその子どもたちの声が届く場所があるのだろうか?

未成年は大人の管理下?子どもの人権や教育を受ける権利とかとか・・・・

大人の決定に従い、且つ気持ちや考えをアウトプットする機会がない今の子どもたちのことが私はとても気になるのです。

「大人が決めたことだし、どうせどうにもなんないし・・・」

宿題プリントが配られ途方にくれつつも、一人でお昼を食べお留守番をしている子どもたちが、日本全国でどれだけいるだろう。

そのことを心配しつつも、どうにもならないでいるお母さんや先生たちも多くいるように思います。本当に、お母さんも先生も大変・・・・

 

どうにもならない状況。

もしかしたら、不平不満を言ったらきりがない。

 

気持ちを伝え、共有し、少し整理をすることも大切。

そして、ネガティブな方向ではなく、こういう時だからこそ、想像・創造力を働かせながら、乗り切ることがとても大切なように思うのです。

 

私の活動は、「今」この瞬間にしかできない想像から始まる創作表現の世界。

何もないところからでも、物語がうまれます。

いつもの我が家が、海のイルカ御殿にも、虹の国にもなりえるのです。

テレビ・DVD・ゲーム・youtube オンライン講座も、もちろんあり。

でもちょっと視点を変えると、いろんなあそびが散らばっていることに気づくきっかけになればという願いです。

 

創作表現は、子どもたちの表情、呼吸、空気感、他者との関わりなど、目の前にいる「今」の子どもと向き合いながら行う活動が基本です。そういう意味で、ネット環境とは相反します。

また小学3~4年以上は、特に保護者が現場いると、子どもたちは保護者を意識し、表現に抑制がかかるため、同席することは基本ありません。ですので、今回ネットというツールを使い、投げかけることは悩み、いろんな人たちとディスカッションを重ねてきました。そしてネット上で対話形式なやりとりではなく、今回のような形式をとることといたしました。

一日も早く、子どもたちとの表現創作活動が再開でき、子どもたちと思いっきり遊べる日がくることを切実に願っております。

 

                                    村松裕子

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<村松裕子プロフィール>

モーツァルト「フィガロの結婚」「ドン・ジョバンニ」(サントリーホール主催、新日本フィルハーモニー)等、オペラ演出助手として活動を開始。新国立劇場オペラ研修所演出チーム、NPO法人表現教育研究所と並行して、子ども達との表現教育活動を始める。

子ども達のアイディアやコトバを紡ぎ、お話を立ち上げる創作舞台を手掛け、全国で活動。

その活動が、中京テレビやドキュメンタリー映画「じぶんのことば」としても取り上げられる。

今までワークショップで出会った子どもは、全国で延べ3万人。

「考えたこと・感じたことは、全部正解。合言葉は、“いいね”」